肉体と思考、感情を超越した意識の観点から日常の常識、普通、当たり前と思っていることを観察します。
肉体、思考、感情との同一視が解けている状態（自分を肉体、思考、感情だと思っていない状態）を超越した意識とか観察者と言います。
肉体、思考、感情の三つ組みを人格、パーソナリティ、エゴなどという言い方をします。
観察者としての意識の状態に導くのが呼吸法や瞑想、ヒーリング、誘導サウンド、図形、色、香りなどです。
方法はどれでもいいので、脳波をアルファ波、シータ波へと深くリラックスした状態になります。
興奮、緊張状態（不安、恐れ）にある時は、エゴ、パーソナリティのマインド（思考）が働いています。この状態のときは、本当の観察者が現れない状態です。間違いやすいのが感情が落ち着いた時にマインドの働きを観察者と錯覚することです。
マインドによるマインドの観察は、同じ観点で同じものを観察するので日常の常識、普通、当たり前の中におかしなことに気づけずに、今までの考えを「これでいい」「正しい」「一般的、普通はこうでしょ」と肯定します。自己否定が出来ないのです。
感情が静まって思考が止んで、明晰な意識が現れて観察できます。
明晰な意識、観察者が現れるのがアルファ波、シータ波の脳波になった時です。耳鳴りのようなものが聞こえている状態になります。
明晰な意識、観察者を魂とも表現します。
人格ー魂ー靈の関係において人格と靈の仲介役が魂となります。
人格を意味する概念：知っている現実。すでに具現化のされた現実。有限。現象化されたアイデア。
靈を意味する概念：知らないが知っている現実。存在しているが具現化のされていない現実。無限の可能性、現象化されていないアイデア。
人格の世界と靈の世界を魂・観察者で比較します。
人格の日常の普通と思っている中に「おかしい」「何か違う」と思うことを見つけます。
おかしなことに対して対処するのではなく、人間や世界の本来の姿（愛、調和、豊、喜び）に気づくことです。
神は、人間を幸せにしたいのだから
人間に病など存在せず、健康だけが存在するのが真実で現実である。
世界に欠乏など存在せず豊かさで満ち溢れているのが真実で現実である。
世界に対立などなく、調和だけが存在するのが真実で現実である。
世界の全ての存在に苦しみはなく、喜びに満たされるのが真実で現実である。
本来の姿を見て選択し受け入れることでベールが剥がれ理想とする世界、現実が現れます。