秘教とは、ある段階へ意識レベルが上昇したときに伝えられる真理です。
そのある段階とは、低位アストラル体の浄化を決意した意識レベルです。
情緒的欲求(低位アストラル体の活動)の満足を求めることを止め、魂としての活動を求めている者に伝えられている宇宙法則です。
低位アストラル体の情緒的満足への欲求が強い者が、秘教を知ることによって起こることが、情緒的欲求を強めることになるので、秘教とか密教は意識レベルが上昇した者にしか伝えない方法が取られてきました。
本来、靈氣ヒーリングも秘教です。一定のレベルにまで意識が拡大しないと次の段階は伝授されていませんでした。21日間セルフをしたとか、50人に他者ヒーリングをしたからといった数字による評価ではなく、内面(意識)の変化が伴って次の段階へと進むものです。
「誰でも、簡単」などという触れ込みで、ビジネス化して広まった靈氣ヒーリングは、靈氣本来の目的をなさない薄っぺらな形だけのものとなってしまいました。情緒的な満足を与えるかのような商品と化して広まった靈氣ヒーリングは、情緒的満足を得られないと「靈氣は効かない」というコメントをされる方も出るようになりました。情緒的な満足を求めている人にとっては、「靈氣は効かない」というのは、もっともな回答で、靈氣ヒーリングは情緒的満足(低位アストラル体)の中毒を癒すものなので、情緒的満足を得られないから「効かない」その通りです。逆に情緒的な満足を得る人もいます。不快なエネルギーから離れたことで、「いい気分」になり不自然な笑顔や明るさ、喜びに包まれた彼ら彼女らにとっては、靈氣は効果的となり、情緒を満足させる会話や行動が盛んになります。これらは、靈氣ではなく活力としてのプラーナをアストラル体に取り込んだだけです。情緒性質から抜け出さずにその世界でプラーナを使った魔術でポジティブという幻想(グラマー)を楽しんでいる。エネルギーの方向づけに対して無意識である為、レイキ本来の目的である意識の拡大、進化という人類の霊的成長に対しては立ち止まっています。
秘教である靈氣ヒーリングが秘教でなくなったことによって靈氣ヒーリングの間違った理解と使われ方が生まれてしまった。
この現象は、ある意味、ヒーラー、マスターとしての資質を持つ者とそうでない者の振り分けがされる時代だったのかもしれない。
これからが、本当の靈氣ヒーラー、マスターが誕生する時代なのでしょう。