可能性を開く

無は無限

「無い」という言葉から連想されるのが多くの場合、「所有していない、不足、欠乏」ではないでしょうか。
更に、無いことを「悪い」こととして結びつけていませんか。この発想に囚われると、善悪の裁きにより自分も苦しめるし、他者も苦しめてしまいます。
自分には、「足りない」という思いが、何かを始める時にブレーキを掛けたり、不安になったり、自分を責めて自己肯定感を下げたり、また他者の不足を見て攻めてしまったら、よく世界を観察して錯覚を解いていきましょう。

現れているもの（能力）は有限の可能性

すでに体験していること、修得している能力や所得している財産など、自分のものとしている「できること（可能）」これらは、「有（有限）」、すでに在る可能性です。
所有しているものだけに、頼ると未知のことに対する恐れや不安が出ます。
「自分には、出来ない。無理」と低次の思考（発想）が騒ぎます。
次第に「自分はダメな人間」と定めてしまい、次に起こるのがアイデンティティの喪失のです。他者や社会から認められないという思考（発想）から孤独になります。能力が無い者は、「悪」とまで定めてしまいます。「悪」であることに対する恐れが心の底に現れます。
他者や社会から認められないという発想以前に、自分が自分の未知の能力、可能性を認めていないことに気づいて下さい。限界を設けているのです。
「できない自分」を「悪」としてしまう発想を持つと「できない他者」も「悪」として観る発想に囚われてしまいます。「悪」に対する恐れが自分の内にあるので、防衛反応で他者に対して攻撃的になります。「あいつは、出来ない奴だ」と「ノルアドレナリン（怒りの感情をピークに）」と「アドレナリン（心臓と筋肉、身体能力を上げる）」のホルモン物質を出し、自分のパフォーマンスが上がったと錯覚します。この錯覚がパワハラに結び付き、他者を傷つけることになります。防衛反応でノルアドレナリンとアドレナリンを出し続けると自律神経が壊れ、理性を失います。自律神経は、潜在意識が作用するところです。潜在意識は、未知の可能性の宝庫です。そこが機能しなくなるということです。即ち、限界にぶち当たるということです。
もし、自分の能力のことで誰かに責められてるとしたら、自分が同じように無意識に誰かや自分を責めています。この世界は自分の内的世界の反映なので有限のみが能力とという発想を手放しましょう。手放せば、自分も他者も責めなくなり調和的になります。

現れていないもの（能力）は、無限の可能性

何もないところから、アイデアが生まれ行動を起こし新しい世界（生活）が生まれます。また、未経験（無）だから経験を積んで能力が備わります。
「何もない（無）」は、生み出すところなので無限の可能性です。何もないといっても、「形態が無い」だけで、創造力とか生命力はあります。有限の物だけにしか意識が無い状態、有限の物だけに頼ると生命力、創造力を忘れてしまいます。
赤ちゃんを観て、修得している能力や財産が無くても、誰も責めたりしません。人はそこに生命力や可能性を観ています。この世界に現れた存在として、ただ愛しいだけです。このような時、人は神の心と繋がっています。「できる、できない」「能力がある、能力が無い」「善悪」などの見ていません、生命としての可能性を観ています。マーヤ、グラマー、イリュージョンの色眼鏡が外れた状態で、真実、ありのままに観ているのです。
私たちは、瞬間瞬間に誕生しています。場面（時空間）ごとに現れています。
神の心と繋がって、自分と自分の人生を観てみましょう。
できなかったこと、失敗したことがあっても、神は一切、責めたり罰したりしてませんよ。微笑ましく、讃えています。

今、「できない」ことがあっても、私たちは無限の可能性（神）の中にいるのです。だから、できるようになるのです。このことをちょっとでも受け入れられたなら、恐怖や不安から楽になれます。
リラックスして、上丹田、中丹田、下丹田と深く自分の身体の内に生命を感じてみてください。思考の理解を超えた、直観と直感から生命としての自分の可能性を感じとります。
欠乏感からくる「自分にはできない、無理」という発想から不安になる必要はありません。真実ではありませんから。
内なる生命力、創造力にフォーカスしていればいいのです。真実でない言葉に、耳を傾けないでください。

ひたすら「ありがとう」と言い続けてください。「ありがとう、２万５千回」で検索すると色々と出てきますが、とにかく、「ありがとう」を時間のある限り、言い続けてみてください。不必要に抱え込んでいたものが、浄化（手放される）されていきます。
続けてると、感謝の気持ちが湧いてきます。あらゆる存在、経験に、自分が生かされていることに対して、感謝の気持ちでいっぱいになります。
感謝が湧くと何が起こるかというと、無限の可能性を無抵抗で信じていられるのです。
可能性を信じられると、内なる幸せを感じ始めるのです。生命力、創造力、幸福、平安など神の本質と繋がります。
魂とか、その上位概念の靈が働き始めます。
自分を含め全ての存在の、幸福を思うようになります。
過去に出会った人、今、交流のある人、自分、全ての存在の役割を理解するようになります。
役割の理解すると、その人の中に神聖を観て調和がもたらされます。調和も神の本質です。
「宇宙」「全体」「神」「根源」「ソース」と言い方は違いますが同じものです。これらと再統合されます。

長い間、孤独と恐れと不安に耐えていたヒーラーより、感情の満足より開放を望む同志（世界救世主）たちへ。
少しでも、役に立てれば幸いです。
ありがとう、愛しています、感謝しています。